2001年11月30日の蒸留、10年1ヶ月間リフィルバーボン樽でじっくりと 熟成されていたこのモルトは、柑橘系のフレッシュな香りとバニラやココナッツの甘味 を充分に携えたまま、2012年1月9日にペドロヒメネスバットに移され、5年間に わたるフィニッシュ。深みのあるドライフルーツ系のしっとりとした芳香とカスタードやバターソースの濃厚な味わいをも感じさせる複雑な逸品となっています。
グレンドロナック ピーテッドは、フェノール値25ppmのピーテッド麦芽を使用し、バーボン樽で熟成後、オロロソシェリー樽、ペドロヒメネスシェリー樽でそれぞれ追加熟成したものをブレンドしています。フルボディな酒質、ピーテッド麦芽のスモーク、シェリーの華やかな甘みが奏でるハイランドピーテッドの三重奏をお楽しみください。
UD社クラシック・モルトを構成する6蒸留所の各マスターディスティラー監修の下につくられたダブル・マチュアード・シリーズの一つ。グレンキンチー・ダブルマチュアードはアモンティリャード・シェリーを熟成した樽で仕上げの熟成をしています。1997年からのニューリリースで、二段階熟成の豊かなボディーとスパイシーな風味が楽しめます。
30年以上熟成する希少シェリー「パル・コルタド ウェリントンVORS」に使われていた100年以上の古樽を使用し、長期熟成シェリー由来の複雑な香りと、アイラミストの穏やかなスモーキーさが融合しやわらかでエレガントな丸みが特徴です。
ウィルソン&モーガン30周年記念のボトリングには最良の樽が選ばれますが、このアイラモルトも例外ではありません。 1stフィルのバーボンホッグスヘッドで28ヶ月かけて仕上げることで、とても滑らかでフルボディ、風味豊かに作られ、この蒸留所の強いジューシーな味わいが表現されています。 香りは最初は少し穏やかで、まるでオークのクリーミーな芳醇さがピートの香りを少し和らげているかのようです。
仕込み水に硬水を使用し、今でもフロアモルティングを行うなど、数々のユニークな特徴をもっている。複雑なアロマとコクをもち、全モルトの中でも”出色の食後酒”といわれる。ブレンデッドのフェイマスグラウスのなどの原酒モルト。12年はスタンダード品だが、骨格のしっかりとしたタイプ。ヘザーハニーのような豊かな芳香がある。
フレンチオーク新樽熟成の原酒の使用によるスパイシーで力強い味わい。「コリーヴレッカン」とはヨーロッパ最大の大渦潮の発生する”海峡”の事。うず潮のような強烈な甘み、フルーティーさとタール香、フレンチオーク樽由来のスパイシーさ。アイラの荒ぶる魂を体現した1本。
ヨーロピアンオークシェリー樽とアメリカンオークシェリー樽、リフィルシェリー樽、合計15樽の原酒が使用されています。それぞれの樽の個性がありつつも、グラスの中で美しく調和しています。
クエスト・コレクションは、樽にこだわり、EXバーボンカスクを含む4種のカスクを使用して造られた免税店市場向けのシリーズです。柔らかな柑橘系の果実、丸みを帯びたリンゴやレモン、バニラの甘みとほのかなオークの香り。レーズン、バター、エスプレッソの味わい。ソフトで軽やかな果実味、程よく甘い余韻が非常に長く続きます。全体的に優しいテイストに仕上がっているのが特徴です。
(ウーガダール)はアードベックの仕込水の湖の名前。1991年、1998年蒸留のバーボン樽で熟成した原酒と1976年、1977年蒸留のシェリーカスクで熟成した原酒をバッティングしたシングルモルトです。甘さとスパイシーさとスモーキーさが絶妙なバランス。余韻は驚くほど長く、レーズンやモカの深い余韻が、豊かなスモーキーさと見事に調和する。 2009年ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー受賞。
5代目マスターブレンダーであるサンディー・ヒスロップ氏が厳選しブレンドした原酒を、独自のチャーシステムで丁寧に焼き上げられた樽で仕上げました。バニラやキャラメルを思わせる甘く芳醇な香りと、スムースな飲み口が特長です。
ホワイト&マッカイのキーモルトとして知られています。バーボン樽熟成。ライトボディで梨やバニラなどの香り、トロピカルでフルーティー、ハイランドモルトの典型的な味わい。
オーヘントッシャン蒸溜所は、スコットランド随一の大都市グラスゴーから北西16キロほどのクライド湾を見下ろす斜面上に立地しています。大都市に近い立地から、都会的なスタイリッシュなシングルモルトとして知られ、軽やかでライトな味わいが特徴です。スリーウッドは、バーボン樽で熟成後、オロロソとペドロヒメネスのシェリー樽で熟成させたユニークなモルトです。
選りすぐったシングルモルトをシングルカスクのカスクストレングスにてボトリングしたリラックス独自の新ブランド。エステリーで、複雑かつ濃厚な長期熟成のグレングラントの魅力あふれる1本。
蒸留所の創始者(ジョージ・スミス)を記念して名付られたファウンダーズ・リザーヴは、従来のオーク・カスクとともにアメリカン・ファースト・フィル・カスクを熟成の一部に使用することによりフルーティーなフレーバーに少しクリーミーな甘さを与えており、大変バランスの良いスムースな味わいに仕上がっています。
グレンモーレンジでは良質な樽を選んでウイスキーを熟成させるだけでなく、2回までしか使わないというこだわりを持っています。樽の要素を最大限に抽出し、まろやかでなめらかな味わいを得るためです。フルーティー、ペッパー、ヘザー、オーク樽。 ノンチルフィルタード。
ピーティーでスモーキー、フレッシュでオイリーというカリラの特徴を良くあらわしている。18年はリッチで、ビターチョコレートのような複雑な風味が加わっている。
バーボン樽のマルサラワイン樽を使用しており、熟成年数は13年。フルーツ、蜂蜜、ココア、スパイスなど。華やかな甘みとスパイシーさが特徴。この明るく豊かなフレーバーは冬のホットドリンクに最適です。
オーバン蒸留所は1794年に創業され、ゲール語で「小さな湾」の意味で、西側のヘブリディーズ諸島への玄関口として多くの観光客で賑わっています。ハイランドモルトとアイラモルトの中間の性質をもつともいわれ、その絶妙なバランスには定評があります。豊かなピート香が感じられるやや重厚なミディアムタイプです。
ベン・ネヴィス蒸留所の創業者にちなんだ酒名。トーモアを中心に30種類ものモルト原酒をブレンド。クリーミーな香りの中にもラフロイグがきいている。
グレンファークラスは1836年創業の今では数少なくなった家族経営による蒸留所の一つです。グレンファークラスのこだわりは創業当時からの直火焚き蒸留と熟成にシェリー樽を用いる点にあります。しっかりとしたボディと重厚な味わいに恵まれていますが、グレンファークラスの中ではエレガントな味わいです。現オーナー、ジョングラント氏が最も気に入っているのがこのグレンファークラス17年です。
蒸留所はオークニー諸島、メイランド島の丘にある最北の蒸留所。フェイマスグラウスの原酒モルトとしても有名。今でもフロア・モルティングを行うなど、数々のユニークな特徴をもっている。ファーストフィルのシェリーカスク比率が45%で、12年のように突出したところがなく、繊細で複雑。甘さ、スパイシーさ、ドライさが渾然一体となった、究極のバランスが味わえます。
海外のモルトウイスキーをベースに長濱蒸溜所のモルトを絶妙にブレンドした「Edition No.1」をベースに、日本原産で通称「ジャパニーズオーク」とも呼ばれるミズナラの、オリエンタルな個性を活かして後熟を施したという一品。長濱モルトらしい甘い麦芽の香り、オレンジや赤りんごなど、芳醇で暖かみのある果実を感じさせる味わいが特徴。
ノンピートモルト原酒を1stフィルのバーボン樽で10年間熟成した、蒸留所の個性と樽由来の風味が完全に調和したシングルモルトです。柔らかな潮の香り、青い柑橘類、クリーミィーなバニラ、そしてスパイス等、伝統的なキャンベルタウンモルトの特徴が随所に感じられる一品です。