むかし、夜ごと村をおそうトラにこまりはてた王に、国の占い師が予言した。 「王子をトラにさしだせば、国に平穏がおとずれる」と。 王は、おさない王子をトラのすむ森に置き去りにするが…? 人間を憎みながらも、おさない者を愛する気もちを忘れなかったトラ。 トラの元で強く優しい少年に育った王子。 人とけもののあいだに生まれた絆が心ゆさぶる、迫力の大型絵本。 中国の水墨画の手法で描かれた力強い絵は、各国で高い評価を得ています。 必読書と言ってもいいくらいオススメ絵本ナビの評価で、いつも最上位にいるので読んでみました。 私が投稿する時点で38名全員5をつけているのですから、驚きの一冊です。 表紙からすると少し古めの絵本かと思ったらさにあらず。 2005年の作品で、邦訳は2007年。 作者のチェン・ジャンホンは、中国生まれでパリ在中とありましたが、確かに絵は水墨画なのですが、こま割に斬新さを感じました。 お話は、子ども達を猟師に殺されてたトラが村を襲うシーンから始まります。 トラの怒りを鎮める方法として王に予言者が告げたのは、ウェン王子をトラに差し出すこと。 ウェン王子は、トラと森の奥で出会うのですが、トラは我が子にしたようにウェンをくわえるのです。 それから、トラとウェンの暮らしが始まります。 動物に育てられた子というのは、実話でも聞いたことがありますし、物語でも登場することがあるので、さほど感銘は受けなかったのですが、そこに描かれている母の愛情に心打たれるものがありました。 特に、ウェンがトラの古傷に触った時にトラに蘇った怒りが、鎮まっていくシーンは秀逸です。 そして時は流れ、ウェンは助け出されるのですが、ウェンは人間からトラを守ります。 普通話はここで終わりですが、この作品の凄いところは、エンディングに新たな展開をさせていること。 文句なしのエンディングだと言えるでしょう。 話も良く練られているし、大型の絵本を縦横無尽に活かした迫力のある絵も素晴らしい。 でも、世のお母さんを虜にしたのは、根底に流れる母の子を思う気持ちに違いないと思います。 これは、必読書と言ってもいいくらいオススメの絵本です。 (ジュンイチ 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)#絵本ずかん200選 ウェン王子とトラ [作・絵:チェン・ジャンホン 訳:平岡 敦] 2,090 ~
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発見の喜び、創造の楽しさに満ちた数学の本。 第1巻は、同じ絵の中からひとつだけ違う絵を見つける《なかまはずれ》、2つ以上のものがくっついたものを考える《ふしぎなのり》、整列されているものの順を導く《じゅんばん》、垂直にして比較、またそれを計測する《せいくらべ》の4つの数学の知識を学びます。 親子で楽しく♪わりと最近になるまでこの絵本を知らなかったのですが本屋さんで立ち読みしたれば、とっても楽しかったので家族で読もう!と購入しました。 「すうがく」とは書いてありますが、「いろんなアプローチの仕方」「いろんな考え方」を身につけさせてくれる絵本のような気がします。 すうがくなのにぶんがく、というか。 おかげで、学生時代、数学が苦手だった私もほんとに楽しく読むことができます。 安野さんの絵本ってそういえば、他の絵本もなんだかぶんがく的だけではない、すうがく的な匂いがするなあ。 一体、どういった方なのかなあ、と不思議な気持ちになります。 まだ「なかまはずれ」と「ふしぎなのり」のところしか読んでいないのですが、結構、大人でも難しかったりもして。 頭のやわらかさも求められているような気がします。 娘はまだすうがくもぶんがくも関係ないところで生きていますが(だからこそ?)、楽しく、多いに盛り上がって読んでいます。 小さい子どもはなぞなぞみたいなものが大好きですものね。 絵本の形や大きさ、厚みなどもすっきりとしていてなおかつ印象深くてこれもきっと安野さんが緻密に計算して作り上げたのだろうなあと想像しています。 (ぽこさんママ 40代・ママ 女の子5歳) はじめてであうすうがくの絵本1 [作:安野 光雅] 1,760 ~
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クリスマスに男の子の家に来たのは、ビロードでできたうさぎのぬいぐるみ。 男の子は毎晩うさぎと一緒に寝たり、一緒に遊んだり、それはそれは大事にしてくれたのです。 ぼろぼろになってもうさぎは幸せでした。 それは「男の子のほんもののうさぎ」になったと感じていたから。 ところが別れは突然やってきて……。 うさぎの考える「ほんもの」とは? そしてうさぎの身におこった奇跡とは?古典的名作と言われ、世界中で愛されてきたお話「ビロードうさぎ」が絵本に。 酒井駒子さんの描く、つぶらな瞳で今にも動き出しそうなぬいぐるみ、そのぬいぐるみと男の子との愛らしい触れ合いの場面。 いつまで眺めていても飽きることはありません。 切ないけれど、しっかりと前を向くことのできるこのお話。 子どもたちの心にもきっと響くはずです。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)ある日、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。 たくさんのおもちゃにかこまれて部屋のすみで小さくなっていたうさぎは「子どもに愛されたおもちゃは いつかほんものになれる」ことを知ります。 やがて、ぼうやといっしょにすごすようになったビロードのうさぎに まほうがおとずれて…。 ほんもののおもちゃって?「ほんもの」って何?おもちゃにとっての「ほんもの」って?値段の高いおもちゃや機械仕掛けのちょっとこったおもちゃは、我こそ本物だと自信満々。 でも、ウマのおもちゃが教えてくれます。 心から大事に思われ、子供の本当の友達になったおもちゃが「ほんもの」だと言うことを。 長い年月がたち、古くなり、ボロボロになったとしても。 そして、ビロードのうさぎは、たしかに、その「ほんもの」になりました。 毎日、ぼうやと一緒にすごし、汚れてボロボロになったビロードのうさぎを見て、「どこがいいんだろ、こんなきたないおもちゃ」と言ったお手伝いさんのナナに対して、「この子はおもちゃじゃないの、ほんとうのうさぎなの」と言ったぼうやの言葉が印象的です。 「ほら、お人形さんが落ちてるよ。 」と言った私に、「お母さん?これはお人形さんじゃなくって、マリちゃん。 ちゃんと名前で呼んであげて。 」と言った娘の言葉を思い出しました。 子供にとって、大切なおもちゃは、ただのおもちゃではなく、人格を持った友達そのもの。 いつも友達と一緒にいる心地よさ。 そして、いつもいつも一緒にいるだけで幸せだという気持ち。 大切なおもちゃと遊んだ思い出。 それは、大きくなっても、どこか、心の芯の部分に、暖かい気持ちとして残っていくんだろうな、と思う絵本でした。 (たかくんママ 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳) ビロードのうさぎ [作:マージェリィ・W・ビアンコ 絵・訳:酒井 駒子] 1,650 ~
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図書館というところは、「決まりを守れば」誰でも入れるところです。 例えそれがライオンでも。 ……そんなことってあるの?でもある日、その図書館に大きなライオンがやって来たのです。 決まりをとっても重視する図書館長のメリウェザーさんですが、決まりさえ守れば誰でも分け隔てなく受け入れてくれます。 だからライオンは彼女のもとで、色々なお手伝いをするようになるのです。 図書館に来る人も最初は怖がっていたのですが、だんだんとライオンに会いにやってくるようになります。 何しろお行儀がよくて、とても気が利きますからね。 こんなに大きくて優雅なライオンが、静かに本を読む子どもたちと一緒に過ごしている姿、なんていう光景でしょう、うっとり見とれてしまいます。 ところが、そう思わない頭のちょっとかたい人もいるようで…!?図書館にライオン。 突拍子もないようでしっくりくる組み合わせの秘密は、入り口にある銅像にあるのでしょうね。 もしかしたら、こんな風に実際にライオンに会いに来ている子どもたちもいるのかもしれません。 図書館が、誰もが居心地よく、誰もがワクワクする場所になるのだとしたら、私たちの図書館にも来てもらいたな、でもやっぱり怖いかな。 本が好きでたまらない子に、ライオンにとても憧れている子に。 図書館が大好きな大人にも。 世界中で人気のこの絵本がおすすめです。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)いつも静かな図書館にライオンが現れ、みんな大あわて。 でもお行儀のいいライオンは、すぐにみんなと仲良しに。 ところがある日…。 深い感動を呼び世界中で話題の絵本。 初めての感想文に挑戦小学生初めての夏休み!読書感想文に挑戦しようと本を探していましたがやさしい気持ちを親子で味わいたくて、この本に決定。 絵を見ているだけでも 心が癒され、穏やかな気持ちになれます。 息子に読み聞かせながら、ライオンやメリウェザーさんたちに言いたいこと、自分が思ったことなどを付箋に簡単にメモしてページに貼り付けていきました。 息子が、こちらが思っている以上にいろいろ考えたり、思いを巡らせたりしながら、本を楽しんでいることが分かりました。 この本を選んで、大正解。 としょかんを出て行くライオンの後ろ姿には、胸があつくなるおもいがします。 よみおわった後の息子の言葉。 「きまりはまもるもの。 でもいのちときまりは、いのちをまもるほうがたいせつ」(こうせいママ 40代・ママ 男の子6歳) としょかんライオン [作:ミシェル・ヌードセン 絵:ケビン・ホークス 訳:福本 友美子] 1,760 ~
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◆絵本「綱渡りの男」と同じ、大道芸人フィリップ・プティを追ったドキュメンタリー映画、「Man on Wire」が、2009年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しました!実話を基にした感動の話題作を、絵本でもお楽しみください。 今はなき、ニューヨーク世界貿易センターのツイン・タワー。 完成当時には世界一の高さをほこるビルでした。 地上400メートル――。 エッフェル塔よりも、東京タワーよりも高い場所。 そこより上には、雲と星よりほかにはなにもない、空のまんなかです。 かつて、そびえるツインタワーのあいだ、地上400メートルの空を歩いた男がいました。 男の名は、フィリップ・プティ。 彼が歩いたのは、太さたった2センチのワイヤーの上!しかも命綱はなし。 バランスをとるための棒だけを持って地上400メートルの空に踏み出した彼は、ただ渡るだけにとどまらず、ワイヤーの上を行ったり来たり、あげくに踊り出すしまつ!これは大道芸人であるフィリップが、完成間近のツインタワーに忍び込み、ふたつの塔のあいだに張ったワイヤーで綱渡りをしたという、実際にあった事件を元に描いた作品です。 フィリップが綱渡りを開始するシーン。 おりこまれたページを広げると、大きな画面いっぱいに、地上400メートルの景色が眼下に広がります。 はるか下からそびえるツインタワーと、間にのびる細いワイヤー。 風に吹かれ髪をなびかせる、ワイヤーの上のフィリップ。 このページを眺めていると、現実にこんなことを成し遂げた人間がいたなんて、とても信じられなくなってきます。 「ここには、ぼくひとり。 なんて幸せで、自由なんだろう」ほんの一歩ふみはずしただけで死が待つわずか2センチの幅の“道“の上で、フィリップが感じた「自由」とはなんなのか?彼はどうしてこんな危険なことをしたのか?このことによって彼はなにを得たのか?フィクションでない、実在の人物が現実におこなったできごとだからこそ、彼がどんな気持ちでいたのか、いつまでも思いを馳せてしまいます。 無謀な夢にとりつかれた男の、手に汗握る偉大な挑戦の物語。 (堀井拓馬 小説家)ニューヨークでストリート・パフォーマンスをしているフランス人の綱渡り師フィリップ・プティはマンハッタンに建設中の世界貿易センターのツインタワーを見つめていた。 あそこで綱渡りをしたい! 今はない世界貿易センターの2棟のビルの間に綱を張り、地上400mの高さで綱渡りをした男の実話。 2004年コールデコット賞受賞。 実話という驚き5年生の読み聞かせに使いました。 ただ話を読んだだけだと作り話に思われてしまいそうです。 読み終わった後実話だと話すととても驚いていました。 作者のフィリップへの敬意も添えられているのでそれも読みました。 そしてもう一つこのビルがなくなってしまった理由がわかるかどうか聞いていました。 「なんか見たことあるよね…」と考えた後「あ、飛行機が突っ込んだやつ…?」と気づいてくれた子がいました。 あの事件があったのは2001年。 そのあと生まれた小学生のほうが多いんですよね。 何かのTVであの事件の様子を見たことがあるでしょうが、この綱渡りどころか、二つのビルの存在すら知らない子供たちが多い。 時の流れを感じます。 今はないあのビルで綱渡りをしたフィリップ。 彼は空と一体になった。 その様子は私も知らないけれど、彼の爽快感が伝わる素敵な話だなと思います。 読み聞かせのメンバーにこの本を紹介すると「テーマが重いのでは?」「聞いた後に気持ちが重くなるのでは?」と読み聞かせに否定的な意見が出ました。 正直、そういう感想が出たことににびっくりしました。 こんなに爽快感を感じる話なのに。 確かにあの事件がテーマだとしたら重いです。 朝の読み聞かせにはどうかと思います。 でもこの本はそこがテーマなのでしょうか。 私は違うと思います。 悲惨な事件を思い出すための話ではなく、あのビルであった素敵な思い出をフィリップとともに思い出し、みんなの心の中にビルの姿を残し、伝える話だと思うのです。 実際、子供たちに読み聞かせをしても楽しそうに聞いてくれました。 話のあとに事件のついては触れてもそこをクローズアップする必要はありません。 だから重いテーマにはならないと考えます。 だから自信を持って、これからも読み聞かせに使っていきたいと思います。 ------------読み聞かせに使った学年:5年生子供の反応:★★★★★所要時間:8分程度(きよぴこ 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳) 綱渡りの男 [作・絵:モーディカイ・ガースティン 訳:川本 三郎] 1,980 ~
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▼ 絵本とあわせて欲しい♪>>「ピヨピヨひよこ ぬいぐるみ」はこちらピヨピヨ5兄弟、今日はママとスーパーへお買い物。 どうやらみんなの頭の中はほしいものでいっぱいのようだけど・・・。 お店に入ったとたん、好きなものにまっしぐら!「ちょろちょろしたらだめでしょう」さっそく怒られるピヨピヨたちだけど、今度はタイムセールがはじまってママが夢中に。 その隙にピヨピヨたちが向かったのは、もちろんお菓子売り場です。 まずビスケットでしょ、それからチョコレートに・・・あめちゃんも!かごにどんどん放り込んでいきます。 気がついたらかごは山盛りに。 そのままレジにすすもうとしているとママが走ってきて、「だめだめー、ちょっとまってくださーい!」がっかりするピヨピヨたちをよそに、ママが家に帰ってから楽しそうに作ってくれたのは?いつも大騒ぎ、だけどとっても仲良しなヒヨコたちの家族のお話「ピヨピヨ」シリーズは、工藤ノリコさんの人気作品です。 なんといっても、ピヨピヨたちの可愛さといったら!喜んでいても、がっかりしていても、すましていたって釘付けになってしまうのです。 それからもう一つのみどころは、お菓子売り場にいる他の家族の子どもたち。 泣いたり、床にころがったり、なんだか見たことあるような光景がさりげなく描かれているんですよ。 親子で一緒に笑いながら楽しんでくださいね。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)ママとスーパーへお買い物。 プリンにチョコレート……、みんなの頭の中は、ほしいお菓子でいーっぱい。 なのに、お母さんたら「だめだめ!」って、いうんだもん。 5羽のキュートなヒヨコたちの楽しい一日!◆ 特別公開!ピヨピヨスケッチムービー ↓料理は母の愛そのもの商品の絵が細かく、現実と照らし合わせて楽しむのもおもしろいし、なかなかに巧妙なかくれんぼをしてくれるピヨちゃん捜しにも夢中になれる。 また結局30円のあめをひとつづつでぶーたれ続けるピヨちゃんたちがかわいくて仕方ありません。 娘は、ピヨちゃん=自分で、本当はこんなにいっぱいお菓子を買って欲しいやら、自分ならこれを買うとの選択に余念がありません。 だけど。 それよりなぜお菓子ばかり買わないのか、という真意がとても活きていて大好きになっちゃいました。 この本。 いろいろな材料を買って、それで作るのはあなたたちの大好物なのよ。 お菓子もいいけど、ほうら、こうすればみんな大喜びでしょう?料理してできあがる楽しさや食べさせる楽しさ、家族で食卓を囲む楽しさ、それらは愛情ともいえますね。 そんな骨組みがしっかり活きています。 もりもり食べて、読み聞かせしてもらってぐっすりの子供達にかけるお母さんの言葉は、こうして感想を投稿している人々にはきっと共通しているのだと思います。 お母さんのナチュラルな愛情がいっぱいに詰まった絵本ですよ。 (てぃんくてぃんく 30代・ママ 女の子5歳) >>> ユウchan「ピヨピヨスーパーマーケット」 ピヨピヨ スーパーマーケット [作:工藤 ノリコ] 1,430 ~
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舞台はむかしむかしの大昔。 山がドドド……と噴火して、その時生まれたのがアンキロサウルスの赤ちゃん。 だけどひろーいところに一人ぼっち。 とぼとぼ泣きながら歩いていると、出会ったのが……彼の何倍も何十倍も大きな大きなティラノサウルス!!「ガォーー!ひひひひ、おまえうまそうだな」大変、アンキロサウルスの赤ちゃん、ピンチです。 ところが、ティラノサウルスが飛びかかろうとしたその瞬間。 「おとうさーーん」アンキロサウルスの赤ちゃんがティラノサウルスの足もとにしがみついたのです。 一体これはどういうこと…? 物語はここから急展開。 草食恐竜と肉食恐竜の思いもよらない二人のやり取りが始まっていくのです。 迫力の恐竜の姿に緊張感を持ちながら、それでも読者はこのティラノサウルスのことを心底恐いと思うことはできません。 なぜなら、否応なしに父性に目覚めていってしまう様子が可笑しくも切なく、親近感すら抱いてしまうから。 ひたすら無邪気な心を目の前にすると、例え他人だったとしても、こんなに深い愛情を感じてしまうものなのか。 わかりやすく明解でユニークな絵と、しっかりとしたストーリーがあるからこそ、読み終わった後には子どもは子どもなりに、大人は大人として、それぞれがしっかりとその感想を受け止めることができるのでしょう。 それが、シリーズを通して読み続けられている、宮西達也作品の人気の秘密なのかもしれませんね。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)アンキロサウルスのあかちゃんのまえに、ティラノサウルスがあらわれて、「ガオー! おまえうまそうだな」とちかづいていくと - - - 。 情は『愛情』へ宮西さんの作品は動物物が多く、そしてその多くが弱肉強食の世界。 オオカミとこぶたであったり、肉食獣と草食獣であったり・・・喰うか喰われるかの世界の中にも、笑いがあって涙があってそして、何よりも込められているものが『愛』ではないかと思う。 恐竜シリーズもオオカミシリーズもどれもとても好きだが特に好きなのが(私が)この 『おまえうまそうだな』この直接的な弱肉強食界の台詞が、全く違った世界へと物語を展開させてゆく。 そして、物騒なタイトルとは全く異なった内容で私達読者を動物界の厳しさと、たとえその中でさえ存在する『愛』という、人類にとって最大で最強の感情の奥深さや素晴らしさを、『情』から変化してゆくという判りやすい展開で教えてくれている。 子供だけでなく、子供と関わる全ての大人に是非ともお勧めの1冊である。 愛とは難しい物ではなく、とても判りやすく抱きやすい感情であると教えられる。 愛ある人になりたい。 (ふらのっち 40代・ママ 女の子10歳、女の子8歳)#絵本ずかん200選 おまえ うまそうだな [作・絵:宮西 達也] 1,540 ~
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▼ 絵本とあわせて欲しい♪タオルやポーチ、Tシャツなど。 >>レオ・レオニグッズはこちら一緒なら、周りの色がどんなに変わっても大丈夫。 おうむはみどり、きんぎょはあかい・・・動物はそれぞれ自分の色を持っていますが、カメレオンだけは周りの色に合わせて色が変わってしまい、「自分の色」がありません。 カメレオンは自分の色を持てないことを嘆いていましたが、あるとき、もういっぴきのカメレオンに出会い、悲しみを共有します。 二匹は一緒に暮らすことにして、一緒に緑になり、紫になり、黄色になり・・・。 二人で一緒なら、周りがどんなに変わっても、いつも同じでいられる・・・そんな単純で、そして本質的なことを気付かせてくれます。 自分の色にこだわっていたカメレオンが考え方を変えることで幸せになります。 その発想の転換に、はっとさせられます。 大人にもおすすめの美しい作品です。 (金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)可哀相なカメレオンは一つの悩みを持っていました。 どうして他の動物のように、自分の色がないのだろうか? 行く先々、周りの環境で色が変わってしまう・・・次々と変わるカメレオンの色と気持ちに引き込まれて最初読んだときは、とにかく色の美しさにうっとり。 息子がお話そっちのけで、絵だけを楽しんでめくってしまい、世界中の美しい色に染まるカメレオンがいいなぁと思ったほどでした。 読み直すと、心に響く、深いお話。 長い冬の夜のページで、カメレオンの悲しみがひたひたと伝わってきました。 周りの人は持っている「自分の色」を、どうしても持つことができない自分。 ふと、周囲に合わせて、本当の自分らしさが分からなくなってしまった頃の自分を思い出しました。 けれど、春が来て、年上の賢いカメレオンとの出会いで、カメレオンの表情がまるで変わります。 周囲に合わせて色が変わるのはそのままだけど自分と同じ気持ちを分かってくれる存在がいるという喜び。 最後のあか(実際はピンク)に白の水玉模様に染まった、仲睦まじい2匹をみたら「ぼくらいっしょにいてみないか?」という言葉はプロポーズだったのかしら?なんて思えてきたりして。 また、時々読み返したい絵本に出逢えたなぁと思います。 息子が、また私が次に読むとき、どんなことを感じるのか楽しみな作品です。 (ランタナ 40代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)#絵本ずかん200選 じぶんだけの いろ―いろいろさがしたカメレオンのはなし [作:レオ・レオニ 訳:谷川 俊太郎] 1,210 ~
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ぼくが今よりずっと小さかった頃、ぼくとおじいちゃんは、毎日のようにお散歩を楽しんでいました。 それは、家の近くをのんびり歩くだけだけれど、冒険するような楽しさにあふれていたのです。 おじいちゃんと手をつないで歩いていると、ぼくのまわりは魔法にでもかかったみたいに、どんどん広がっていくみたいで。 でも困ったことに、出会いや発見が増えるたびに、怖いことや不安も多くなっていきます。 そんな時、いつもおじいちゃんはぼくの手をにぎり、おまじないのようにつぶやくのでした。 「だいじょうぶ だいじょうぶ」この世界で生きていくのって、結構たいへん。 だけど、おじいちゃんの「だいじょうぶ」は本当にすごい。 その言葉には、全ての不安を包み込んでくれている様な不思議な強さがあるのです。 心が落ち着いてくるのです。 子どもに読んであげているうちに、その言葉の響きにいつの間にか励まされていた、という大人の方もいるのでしょうね。 そして、思うのです。 「この世の中、そんなに悪いことばかりじゃないな」作者のいとうひろしさんの言う通り、大人も子どもも、少し行き詰まったなと感じたら、こんな風にゆっくり、のんびり、歩いてみるのがいいのかもしれませんね。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)小さなぼくが不安な気持ちになると、いつもおまじないの言葉で助けてくれたおじいちゃん。 生きていくためのしなやかな強さを育む、心にしみる絵本です。 どくしゃのみなさんへおじいちゃん、おばあちゃんをさそって、みんなで、さんぽにでかけよう。 ゆっくり、のんびり、あるいていけば、ほら、ぼくらのまわりは、こんなにも、たのしいことがあふれてる。 ――いとうひろし思わず買っちゃいました昨年、娘が長期入院の末、超未熟児で初孫の男の子が誕生しました。 現在、9ヶ月でやっと寝返りが出来るようになったところです。 本のタイトルと絵からは内容を想像出来ませんでしたが、購入して読んだところ、「なるほど」と思いました。 ほのぼのとした、理想の二人ですね。 私は孫にちょっかいを出しては、妻と娘に叱られています。 孫が歩けるようになったら、こっそりと二人だけで散歩に行くのを楽しみにしています。 私はまだまだ髪の毛がありますし元気です。 これからも元気で長生きして、好かれるおじいちゃんになりたいと思える1冊でした。 (とくちゃん 50代・じいじ・ばあば )#絵本ずかん200選 だいじょうぶだいじょうぶ [作・絵:いとう ひろし] 1,100 ~
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「おおきな おおきな 木があるといいな。 ねえ おかあさん」かおるは窓から顔を出して言います。 「おや、まあ、どうしてなの」お母さんに聞かれて、かおるは話しだします。 彼が考えたのは、こんな素敵な木なのです。 それは手をまわしたって抱えられないような太い木で、はしごをかけて上へと登っていきます。 木の幹にぽっかり空いた洞穴の中にもはしご。 せっせと登っていくと、いきなり可愛い部屋の中へ! そこは枝が三つに分かれたところに建てたかおるの小屋。 テーブルと椅子、そして小さな台所まであるのです。 ここでかおるはホットケーキを焼きます。 さらに登っていくと、見晴台。 そこからは遠くの山が見えます。 風がさっと吹いて髪の毛をそよがせます。 少し揺れるけど、かおるは平気。 「わーい」素敵な気分になって思わず声をあげます。 さらにかおるの想像は続きます。 夏になったら、大きな木の上の部屋はさぞ涼しいことでしょう。 秋になれば…冬になれば…。 佐藤さとる・村上勉コンビによるこの傑作絵本が誕生したのは、今から50年近くも前のこと。 だけど「かおるの夢」は全くもって色褪せることがありません。 人はどうしてこんなにも「おおきな木」に惹かれるのでしょう。 木の幹の部分から丁寧にはじまる説明と共に縦開きとなり、上へ上へと読み進めていく感覚はまるで一緒に木に登っている様で……少し長めの文章も気になりません。 そして大人にとっても、子どもの頃に受けた衝撃がそのまま蘇ってくる「永遠の憧れの絵本」として存在し続けているのです。 今年もまた。 夏がくれば、あの「かおるの小屋」を思い出して、うっとりしてしまいます。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)りすや小鳥が住み、見晴台がついている大きな木に登ってみたいとねがう、子どもの夢を描きます。 すごいです!本を読み終えた後に5歳の息子が初めて、「おかあさん、続きが読みたい」と言った本でした。 「植えた木はどうなるの?」と。 まさに、佐藤さとるさんの空想の世界に引き込まれたみたいです。 親の私自身も、話の90%以上が“かおるの空想”でつながれているのにも関わらず、村上勉さんの絵があまりにも、かおるの空想を上手く描きだしていて、惹きつけられました。 特に、木の説明が始まると、本の向きを変えて読み進めることになるのがとっても魅力的です。 木のその上はどうなるの? どうなるの? とワクワクしました。 木のてっぺんにつくと、また元の正式(?)な本の向きに変わるところも素敵です。 こんなに1つの木のことで、素敵に話を膨らませることが出来るなんて、やっぱり、佐藤さとるさんの空想世界はすごいなと思います。 かおるの植えた「マテバシイ」が早く大きくなるといいなぁ!ちょっと話が長いので、やはり5歳以降のお子さん向きかもしれませんが、とてもお薦めです。 是非、読んでみて下さい。 (汐見台3丁目 40代・ママ 男の子5歳)#絵本ずかん200選 おおきな きが ほしい [作:佐藤 さとる 絵:村上 勉] 1,100 ~
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はじめての子育てに直面した時、どうあやしていいのかわからなくなって…。 そんな時、ふと口をついて出てくるのが「童謡」や「こもりうた」。 懐かしいメロディーに耳心地のいい言葉。 背中をトントンしてあげながら、赤ちゃんもなんだか気持ちよさそうに聞いてくれているみたい。 このまま寝てくれるといいな。 そう。 「うた」というのは子育ての心強い味方。 こういう時にママやパパを支えてくれるのです。 でも、いざ口に出して歌おうとすると、案外これが覚えていない。 歌詞まで全部頭に入っている曲はほんとに数えるほどだってことにも気が付くのです。 そんな時、大活躍してくれるのがこの『うたえほん』!赤ちゃんに繰り返し歌ってあげたい童謡が26曲。 全ての歌に歌詞と楽譜がついています。 そしてなんといっても人気の秘密は、どの歌にも添えてある、つちだよしはるさんの魅力的な絵。 時には物語を描き、時には小さな赤ちゃんを見守る姿を描き。 可愛い動物たちや風景、誰もが親しむ行事の絵まで。 歌を口ずさむママやパパにも、それを聞く赤ちゃんにも、優しく微笑みかけてくれます。 この「うたえほん」は『うたえほん 2』『うたえほん 3』と続き、シリーズとなっています。 もっともっと歌をうたってあげたい! そんな風に感じたら揃えてみてくださいね。 もちろん出産のお祝いにぴったり、きっと喜んで愛用してくれるはずです。 掲載曲ゆりかごのうた / おかあさん / うさぎ / こもりうた / ことりのうた / ぞうさん / あかいとりことり / おはなしゆびさん / どんぐりころころ / ひらいたひらいた / ちょうちょう / かわいいかくれんぼ / やぎさんゆうびん / ぶんぶんぶん / いぬのおまわりさん / しゃぼんだま / かたつむり / とんぼのめがね / おすもうくまちゃん / きしゃポッポ / むすんでひらいて / ゆき / うれしいひなまつり / こいのぼり / たなばたさま / むしのこえ(磯崎園子 絵本ナビ編集長)こもりうた、いぬのおまわりさんなど、あかちゃんに、くり返し歌ってあげたいわらべうた、童謡26曲。 1988年発行以来33刷を数える(2002年現在)グランまま社のベストセラーです。 人気の秘密はなんといっても、つちだよしはる氏のあたたかい絵。 すべての歌に楽譜がついています。 赤ちゃんには、お母さんの声で歌ってあげてほしい。 そしていつまでも、楽しくご家族で歌っていただきたい歌を選びました。 プレゼントにもぴったりの美しい本です。 曲名/作詞/作曲1 ゆりかごのうた /北原白秋 /草川信 2 おかあさん /田中ナナ /中田喜直 3 うさぎ /日本古謡 4 こもりうた /わらべうた 5 ことりのうた /与田準一 /芥川也寸志 6 ぞうさん /まど・みちお /團伊玖磨 7 あかいとりことり /北原白秋 /成田為三 8 おはなしゆびさん /香山美子 /湯山昭 9 どんぐりころころ /青木存義 /梁田貞 10 ひらいたひらいた /輪あそび 11 ちょうちょう /野村秋足 /スペイン民謡 12 かわいいかくれんぼ /サトウハチロー /中田喜直 13 やぎさんゆうびん /まど・みちお /團伊玖磨 14 ぶんぶんぶん /村野四郎 /ボヘミア民謡 15 いぬのおまわりさん /さとうよしみ /大中恩 16 しゃぼんだま /野口雨情 /中山晋平 17 かたつむり /不明 /不明 18 とんぼのめがね /額賀誠志 /平井康三郎 19 おすもうくまちゃん /さとうよしみ /磯部俶 20 きしゃポッポ /本居長世 /本居長世 21 むすんでひらいて /文部省唱歌 /ジャン・ジャック・ルソー 22 ゆき /文部省唱歌 23 うれしいひなまつり /サトウハチロー /河村光陽 24 こいのぼり /小出浩平 /小出浩平 25 たなばたさま /林柳波 /下総皖一 26 むしのこえ /文部省唱歌 ママの声で歌ってあげたい働いていた保育園で大人気だったこちらの絵本、我が子にも購入しました。 古典的な童謡ばかりですが、私の知らない歌もありました。 それを年配のパート保育士さんや自分の母親が知っていたりして、大人になってから教えてもらうのも新鮮な楽しさでした。 中にはちょっと歌詞が古い感じのするものもあるけれど、大人になって改めて歌うと、その歌詞のあたたかみ、深みがわかったりします。 これからも歌い継がれていってほしいと願う歌ばかりです。 今はボタンを押すと歌が流れる絵本がたくさん出ていますが、やっぱりママの声で、記憶に残してあげたいし、一緒に歌う楽しさは、格別です。 一組でも多くの親子に、この絵本を開いてほしいなと思います。 ちなみに、家事をしているときに絵本を持ってこられると困るときもあるものですが、この絵本なら大丈夫!子どもが「これ」と開いたページの歌を歌ってあげるのは、手がふさがっていてもできます。 「うたえほんなら歌ってあげるからもっておいで」と言える、心強い存在でした。 (ピクルス 30代・ママ 女の子4歳、男の子0歳) うたえほん [絵:つちだ よしはる] 1,760 ~
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軽快で楽しい「たべものあいうえお」。 最初に登場するのは、「あっちゃん あがつく あいすくりーむ」。 最初のページを見た途端、思わず声が出ちゃうはず。 「おいしそう」「可愛い」「…でも、やっぱりおいしそう!」手足のあるアイスクリームさんたちが4人(?)、いい表情をしながら歌って踊っているのです。 カップアイス、棒アイス、もなかアイス…何だか目に馴染みのあるようなアイスばかり。 子ども達の目が釘付けになっている様子が簡単に思い浮かびます。 隣のうたのページにも“あの”小さくてチョコでくるまれたアイスくんたちが登場しています。 次に「いっちゃん いがつく いちごじゃむ」。 ああ、なんておいしそうないちごジャム、塗られてパンが喜んでいるよ!…なんて、いちいち解説していたら時間がいくらあっても足りません。 だって「あっちゃん」から始まって、「わっちゃん」どころか「ばっちゃん」「ぺっちゃん」、「んっちゃん」まで!?濁音、半濁音も含めて69音すべてが登場するんです。 ものすごい数のおいしそうで可愛らしい食べ物たちが出てきちゃうんです。 背表紙も分厚いのです。 1ページ1ページそれぞれの絵にストーリー性が見えてきて、更にお互いにつながっているところもあったりして。 とにかく読み応えがすごい。 いくらでも楽しめて、すっごくお得な気分になれる絵本なのです。 子どもがゆっくりと言葉遊びをしている横で、お母さんは思う存分食べ物の絵を堪能できちゃったりもします(笑)。 おいしそうな食べ物を描かれる画家さんを無条件に信頼してしまう…というクセがある私なのですが、この一冊で当然のごとく、すっかりさいとうしのぶさんの大ファンになってしまいました。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)うたって、あそべて、たのしめる、愉快な「たべものあいうえお」。 「あ」から「ん」まで、濁音、半濁音も含めて69音すべてが登場。 名前の頭文字で「ことばあそび」もできます。 ママが好きなのはチョコの「ち」娘が3歳の誕生日プレゼントに購入、ひらがなを無理なく覚えるのに、とっても役にたちました。 絵がとっても、愛らしくいつもお店で見ているパッケージやなつかしのお菓子も登場します。 (駄菓子やに行きたくなることも)出てくることばは、食べ物ばっかりで興味しんしんでくいついていました。 「あ」のアイスクリームからはじまり、「ち」のチョコ、なんと濁点シリーズまでも「が」のガム、「ず」のチーズなどなど。 ちなみに、アイスのページでは、ピ○のアイスが転んで、中身が出ちゃったり、「せ」せんべいのページでは、おせんべいかけちゃって泣いてたり、食べ物達がキャラクターとなり、それを見ているだけでもたのしいです。 うちはそうなのですが、お子さんが濁点の名前のお子さんでも、簡単におぼえられます。 今は、4歳になった娘は、お友達に手紙を書くとき、この本を隣に置きむずかしいひらがなを辞書がわりにして、書いています。 普通の絵本より少しだけお値段がプラスですが、すてきな本でした。 (レーズン 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳) あっちゃんあがつく たべものあいうえお [原案:みね よう 作:さいとう しのぶ] 2,090 ~
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木がある生活がどんなにいいか、その素晴らしさを描きます。 木がたくさんはえると森になり、森はいつもいきいきしている。 秋になって葉っぱが落ちると、落ち葉で色んな遊びができる。 落ち葉を集めて焚き火もできる。 木に登って遠くを見ることもできるし、ブランコをつけて遊ぶこともできる。 木は木陰を作ってくれるし、それから、それから・・・。 子どもの目で見た木への讃歌が、さわやかな水彩画でおおらかに描かれています。 作者の保育体験から生まれた絵本です。 読んでいるだけで森林浴気分こんなにも飾らない素直な気持ちで「木はいいなあ」と語れる人がどれだけいるかしら?緑の中をお散歩している時、誰でも自然に感じる「ああ、いいな」の思いが絵本になった、そんなホッとできる本です。 どことなく、ターシャ・テューダーさんの世界に近い雰囲気もあって子どもが赤ちゃんの頃は自分の癒しのために読み、間もなく4歳になろうとしているこの頃は自然が大好きな娘がすすんで選んでいます。 日々の生活にお疲れ気味の大人の方にもオススメできると思います!(しょこらぷりん 40代・ママ 女の子3歳)#絵本ずかん200選 木はいいなあ [作:ユードリイ 絵:シーモント 訳:西園寺 祥子] 1,100 ~
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ある日、ニューヨークに住むネッドくんにパーティーへの招待状が届いた。 よかったね。 でも、たいへん、パーティー会場は遠いフロリダ。 ……よかった、友だちが飛行機を貸してくれた。 でも、たいへん! 飛行機は途中で爆発。 ……よかった、飛行機にはパラシュートがついていた。 でも、たいへん! パラシュートには穴が開いていた。 ……よかった、下には柔らかい干草の山。 でも、たいへん! 干草の山にはとがった草かきが……。 パーティーに招かれたネッドくんのスリル満点大冒険物語。 カラーページの「よかった!」と、モノクロページの「でも、たいへん!」が交互にやってきて、奇想天外な「運のいい」場面と「運のわるい」場面が劇的に展開されます。 このスピード感に、子どもも大人もハラハラドキドキ。 結末にも趣向が凝らしてあり、大冒険の末にたどりついたおかしな部屋で、ネッドくんはタキシードやドレスを身にまとった人々に囲まれて満面の笑みを浮かべています。 さて、その理由は……?――(ブラウンあすか) ( )パーティーに出かけたネッドくん。 運がよかったり悪かったり、スリルが連続の大冒険。 アメリカで爆発的な人気をよんだ絵本です。 【金柿パパ】無茶苦茶な状況設定とストーリー展開が面白い。 運のいいことと、運が悪いことが交互にやってきて、場当たり的に見えるんだけど実はちゃんとお話のオチがあってスーッと納得がいく。 「大人が読んで楽しい絵本」をたくさんあるけど、「大人が読んでもらって楽しい絵本」はきっと多くない。 この作品は、子どもはもちろん、大人が聞いても面白いんです。 子連れのパーティーなんかで読むと盛り上がりますね。 僕はこれ持ち本(持ち歌でなく)にしようと思っています。 文章がとても短く、絵本自体の構成力が優れているので、絵本初心者のパパでもきっと喜んでもらえます。 イラストも美しくてカッコイイですよ。 高学年でも大丈夫高学年の読み聞かせ、選書に困りますよね。 内容の深いものでもついていける子もいれば、そうでない子もいる。 低学年に比べて好みの幅もぐっと広い。 そんな中で選んで読んでみたのがこの本。 特に男の子の心をぐっとつかみます。 カラーとモノクロのページが交互にくることは、すぐに予想がつき、次は、どうなるの?と食いついてくる姿に、こちらも嬉しくなります。 読み聞かせバッグに、常に入っている1冊です。 (あやっこう 40代・その他の方 男の子11歳、女の子8歳、)#絵本ずかん200選 よかったねネッドくん [作・絵:レミー・シャーリップ 訳:やぎた よしこ] 1,540 ~
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ジャングルの奥に、楽しそうに暮らすぞうの群れがありました。 ぞうたちはみな同じぞう色ですが、その中でエルマーだけがつぎはぎ、まだらのぞう。 体は、きいろ、だいだいいろ、あか、ももいろ、むらさき、あお、みどり、くろ、そして、しろ……と、ぞう色ではありません。 みんなを笑わせる主役はいつもエルマー。 でもエルマーにとって、自分だけ違っていることは悩みのたねでした。 そこである日、エルマーは「ほかの ぞうと おなじいろに なりたいな」と考えて、こっそり群れを抜け出します。 体中、あふれるばかりの色でいっぱいのエルマーはジャングルの人気者。 自分だけまわりと違うことに悩み、なんとか同じになろうと試みます。 違っていることが個性であり魅力であることに気づかず、まわりに同化しようとするエルマーの姿はちょっぴり悲哀的。 けれども、本来の明るい性格が仲間たちとの融合を招き、みんなで一緒に「違い」をお祝いする「エルマー記念日」がお話の最後を飾ります。 お互いがお互いを認め合い、楽しく晴れやかな気分でお祭りのパレードするぞうたちの姿には、個性の尊重が象徴されているとも言えるでしょう。 カラフルなエルマーは、小さな子供たちの人気者になること間違いなし。 いろいろな模様の、いろいろな色のぞうが登場する「エルマー記念日」。 これを祝うぞうたちの表情がすてきです。 ――(ブラウンあすか) ( )きいろに オレンジ、あかに ピンク、あおくて みどりで むらさきいろで、くろくて しろい、ぞうのエルマー。 でも、みんなと同じぞう色になりたくて……。 世界20か国以上で愛されている人気キャラクターの物語が、10冊シリーズとして装いもあらたに復刊です!みんなと違う自分。 みんなと違う…って ネガティブに感じている自分の体の特徴は周囲の人にとっては 案外どうでも良いことだったりそれほど気にされていなかったり…時には うらやましいと思われていることもあります。 そんな事を気付かせてくれる絵本だと思いました。 カラフルなエルマーに 目も心も奪われてしまいがちですが他のぞうも 子供たちにはジックリ見て欲しいと思います。 一見 みんな同じぞうに見えますが一頭だって同じものは居ないんですよ。 <みんな違って みんな良い>という 金子みすずさんの詩の一説を思い出す絵本でした。 (西の魔女 30代・ママ 女の子13歳、男の子9歳)#絵本ずかん200選 ぞうのエルマー [作・絵:デビッド・マッキー 訳:きたむら さとし] 1,540 ~
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お散歩している子ザルのジョジョ。 ゾウやカメレオン、ヘビなど、いろんな動物が「ぎゅっ」っとハグしているのを見ているうちに、だんだんさみしくなってきました。 「ぼくもママと『ぎゅっ』したい!」そんなジョジョのために、ゾウさんが一緒にママを探してくれることになりました。 ジョジョはママと会って、「ぎゅっ」できるかな……?この絵本のすごいところは、全てのストーリーを、ほとんど「ぎゅっ」という言葉だけで展開していくというところです。 「ぎゅっ」という言葉だけでなぜ物語が伝わるかというと、ジョジョをはじめとする動物たちの「表情」が語ってくれているから。 楽しそうにみんなのハグを見ているジョジョ、でもだんだんとその表情が曇ってきて、とうとう泣き出してしまいます。 心配そうに見つめる動物たち。 そんな感情の移り変わりが、余計な言葉はなくても素直に入り込んできます。 赤ちゃんは、身近な人の表情を真似ながら脳を発達させると言われています。 ページをめくるごとに変化していくジョジョの表情から、どんなことを感じ、吸収していくのでしょうか。 小さな子には「おさるさん、さみしそうだねぇ」、少し大きくなると「これってどんな気持ちなのかなぁ?」、もっと大きな子には「どうしてこんなお顔してるんだろう?」などと声をかけながら読んでいくと、親子でいろんな発見があるかもしれません。 (洪愛舜 編集者・ライター)おさんぽしていたジョジョくん、みんなが「ぎゅっ」としているのをみてママがこいしくなりました。 「ママー!」どうぶつたちのしあわせそうなかお!おもわず、ぎゅっとしたくなる絵本です。 抱きしめたくなります「ぎゅっ」と言う言葉だけしか ありませんが 何とも 心温まります動物たちが「ぎゅっ」と抱き合っている姿が とてもかわいいし、やっと ジョジョがお母さんに 会えた時のうれしさは 孫もうれしかったようです。 何度も読んで 今は本がボロボロです。 孫と何度も「ぎゅっ」と抱き合えたのは この本のおかげかもしれませんね(でぶうさちゃん 50代・じいじ・ばあば )#絵本ずかん200選 ぎゅっ [作・絵:ジェズ・オールバラ] 1,540 ~
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「戦争が終わったら、あたらしいオーバーを買ってあげようね」アンナの古いオーバーはすりきれて小さくなってしまっていたから、去年の冬、お母さんはそう言いました。 でも戦争が終わっても、お店にものはなく、家にはお金もありませんでした。 お母さんはアンナに新しいオーバーを作るために知恵を絞ります。 おじいさんの金時計と引き換えに、お百姓さんから羊毛をもらいます。 でも羊の毛を刈るのは春なので、毎週羊に会いに行って春を待ちます。 ランプと引き換えに、糸つむぎのおばあさんに羊毛を紡いでもらいます。 でもおばあさんは早くつむげないので、夏まで待ちます。 紡いだ毛糸を赤く染めるために、夏の終わりにお母さんとアンナで森でコケモモも摘みます。 ガーネットのネックレスと引き換えに、はたやさんに毛糸で布地を作ってもらいます。 これには二週間かかります。 最後にティーポットと引き換えに、仕立て屋さんに布地でオーバーを縫ってもらいます。 寸法を測って仕立てに一週間。 ついに素敵な赤いオーバーが出来上がります。 そしてクリスマスが近づきます。 アンナとお母さんは、アンナの赤いオーバーを作ってくれた人たちをみんな、クリスマスイブに家に招待しました。 みんな、新しいオーバーを着たアンナは本当にかわいいと思い、こんなに素敵なクリスマスはまったく久しぶりだ、と言い合ったのでした。 実話を元にしたお話です。 戦後の物のない時代に、一枚のオーバーを手に入れるのは大変なことでした。 手間がかかること、長い間待つことをむしろ楽しみ、そうして出来上がったオーバーはアンナにとってかけがえのない大切な宝物になるでしょう。 家の装飾品はなくなってしまいましたが、それ以上に大切なものを手に入れたのではないでしょうか。 最初に登場するアンナと、新しいオーバーを着たアンナを比べると、大きく成長しているのがよくわかります。 お話の背景には戦争の暗い影が見て取れます。 お父さんは登場しませんし、オーバーの製作に関わった人たちも家族の姿が見えません。 もの余りの時代ですが、年に一度はこんなお話を子どもに読んであげたいものです。 大人の心も豊かにしてくれる作品です。 ( )戦争が終わったら、アンナは、新しいオーバーを買ってもらうことになっていました。 戦争は終わりました。 でも、お店はからっぽです。 オーバーも、食べ物もなんにもありません。 アンナのオーバーを手に入れるために、お母さんは、どうしたのでしょうか。 お母さま方へ このお話は第二次世界大戦後、実際にあったことでした。 自分達が大切にしていた物を手放し、また長い間がまんもして、とうとうすばらしい結果を導いたのです。 ハリエット・ジェーフェルトの文と、カルデコット賞をとったアニタ・ローベルの絵はこの絵本の深い主題----愛、忍耐、自己犠牲、不屈の精神----を知らず知らずのうちにさし示してくれるでしょう。 お子さまといっしょに、くり返しお楽しみください。 【金柿パパ】年に一度、この季節にはぜひ読んで欲しい作品がこれ。 戦争が終わったら新しいオーバーを買ってもらう約束をしたアンナ。 でも戦争が終わったら、物もないしお金もない。 そこでお母さんは知恵を絞って、羊の毛を買い、赤く染めるためのこけももを二人で摘み・・・と足掛け2年かけて一着のオーバーを作り上げるのです。 モノ余りの時代。 理屈よりも、ちょっといいお話から何かを感じてくれたらいいと思う。 実話を基にしたおはなしです。 残念ながら在庫僅少とのこと。 (絵本クラブで確保しちゃったからかな・・・?)温かい想い出と共に屋根も壁も崩れ落ち、荒廃した街並み。 そして、お話の1番初めの言葉は、「戦争」・・・。 ここを避けては、物語の先へ進むことはできません。 娘には、まだ、戦争という言葉も、その意味も教えてありませんでした。 小さいうちは、なるべく、夢のある、楽しい絵本を多く読み聞かせてあげたいと思い、戦争を扱ったお話にも触れずにきました。 どのように話そうかと心構えもないまま、最初のページを開くと・・・。 目を負傷した兵士の絵を見て、「Fightやったの? それで負けちゃったの? かわいそうだね・・・」と娘。 まず戦争について、さらっと説明をしてから、「日本とアメリカもね、昔、戦争をしたことがあったんだよ」と言うと、娘は、「えっ!」と驚き、「Jが生まれる前に?」と聞いた後に、「またやるの?」と続けて言いました。 とても、とても心配そうな、真剣な表情でした。 私もまっすぐに娘と向き合って、「きっともうやらないと思うよ。 」と、心の底からそう願いながら答えました。 物語は、決して悲しいものではなく、希望に満ち、人々の温かさにあふれています。 オーバーを作る工程は、「ペレのあたらしいふく」と重なり、「ペレは、青い色にしたけど、アンナは赤く染めたんだね」などと話しながら、楽しく読めました。 染め粉を使う代わりに、お母さんといっしょに摘んだコケモモの煮汁で糸を染めるところが、特にすてきだな、と思いました。 このオーバーを着るたびに、きっとコケモモ摘みの温かい思い出に包まれることでしょうね。 娘のお気に入りは、アンナが羊の首に紙のネックレスをかけてあげ、クリスマスキャロルを歌ってあげる場面と、「毛糸をありがとう。 」とお礼を言うアンナに、ひつじたちが「メエエエエ!」と、にっこりこたえる最後の場面。 こんなにかわいらしい羊の毛でオーバーをつくってもらったアンナは、ほんとにしあわせだなあ、と羨ましく思っているようです。 この絵本に関しては、あまり感想を言わない娘ですが、手渡したその日から毎晩続けてもってきて、静かに、うれしそうに、聞いています。 (ガーリャ 40代・ママ 女の子5歳) アンナの赤いオーバー [作:ハリエット・ジィーフェルト 絵:アニタ・ローベル 訳:松川 真弓] 1,430 ~
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ジャングルに暮らす小さな可愛いゴリラ。 みんなこの「ちびちび」が大好きなのです。 おかあさんやおとうさんはもちろん、おばあさんもおじいさんも。 ちびちびが生まれたその日から、みんな大好きなのです。 木に登ったり、葉っぱをくわえてみたり、ツルにぶら下がったり。 ……なんて愛らしいちびちび!どんな動きも、しぐさも、表情も。 そして、読者と同じように「ちびちびはかわいいな」と思っているのが、ジャングルの動物たち。 オウムもさるも、でっかいへびだって。 のっぽのキリンはちびちびを手助けし、ライオンのおじさんは彼を喜ばせようと悲鳴をあげてやるのです。 そんなちびちびに、ある日、素敵な事件が起こります。 それは……。 ゴリラを心から愛する作者が描く、ちびちびの成長物語。 優しくあたたかい眼差しの中、「だいすき」の言葉が繰り返し響きます。 こうしてみんなに見守られて、愛されて、子どもたちは大きくなっていくのです。 この絵本を通してわが子に伝えたい気持ちはひとつ。 「あなたが可愛くて仕方がない」ってことですよね。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)ジャングルに生まれたゴリラは、仲間の動物たちみんなに好かれています。 カバ、ライオン、キリン、ヘビ……森の動物たちとちびゴリラの交遊をユーモラスに描いています。 子どもを抱きしめながら読みました2歳半の息子に、図書館で借りました。 かわいくってあたたかな気持ちになる1冊です。 ストーリーもあたたかく、ゴリラのチビチビが森のみんなに温かく見守られながら大きくなっていくものです。 そして、絵がとてもかわいい。 特にゴリラたちの黒くてフワフワした表現がかわいらしく、質感がよくわかります。 息子はとても喜んで読んでいました。 ちびちびと自分を重ね合わせているようです。 へび、ライオン、キリン、カバなど、いろいろな動物が出てくるのも楽しいみたいです。 膝に乗せてギューと息子を抱きしめながら読んでいます。 文句のつけどころがない絵本です。 (トゥリーハウス 30代・ママ 男の子2歳)#絵本ずかん200選 ちびゴリラのちびちび [作:ルース・ボーンスタイン 訳:岩田 みみ] 1,485 ~
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クリスマスがやってきて、北の国のどうぶつの子どもたちもそれぞれおくりものをもらいました。 サンタ=クロースのおじいさんは北の国にすんでいるので、ここの子たちから順番におくりものをくばっていくのです。 なかでも白うさぎの子“ましろ”は、いちばん先にもらいました。 でも、おおきなお菓子をぺろっと食べ、もっと他のものがほしくなった“ましろ”は、しろい体に炭をぬりつけてべつのうさぎの子のふりをすることにします。 明け方、北の国にかえってくるサンタ=クロースのおじいさんを待ちかまえて、ましろが、さいごにもらったおくりものとは・・・。 おくりものを手にいれたあと、ましろは炭をおとそうとして、払ってもこすっても黒色がとれないことに、急にこわくなります。 「どうしよう。 ぼく、ほんとに“ましろ”じゃなくて、べつのうさぎになっちゃったのかしら。 」ましろは泣きながら「(このおくりものを)かみさまにおかえししておこう。 土のなかへうずめて。 」と思いつきます。 その、かみさまにおかえししたおくりものは、一年でぐんぐん大きくなり、りっぱなもみの木のわか木になり・・・ある日もみの木のはやしのなかで、一本だけきらきら光かがやく、うつくしい木になります!ふしぎなことに、そのもみの木には世界中の子どもたちにプレゼントできるほどのおもちゃがなります。 そして、クリスマスが近づくと、木になったおもちゃやベルの音が鳴りひびくのです。 ましろのうそと、後悔。 いつしかりっぱなもみの木を見守り、サンタ=クロースのおじいさんにわけを話して、もみの木からプレゼントをとるお手伝いをするよろこびを、絵本を手にする子どもたちは、じぶんのことのようにドキドキわくわくしながら味わうことでしょう。 佐々木たづさんのクラシックな言葉がうつくしい。 そして画家・三好碩也さんが描き出す、ユーモラスなましろと、聖夜にぴったりのしんしんとしずかでおごそかな空気が印象深いクリスマスの絵本。 初版1970年、時をこえて読み継がれるロングセラー絵本です。 (大和田佳世 絵本ナビライター)サンタクロースからもらったおかしを食べてしまった子うさぎのましろは、またほしくなってもらいにいくのですが・・・。 ○あらすじクリスマスの日、白うさぎの子「ましろ」も、サンタクロースのおじいさんから贈り物をもらいました。 けれど、もっと何かほしくなったましろは、黒うさぎになりすまして、もう一度おじいさんに会いにいきました。 おじいさんは、ましろに、小さな「たね」をひとつくれました。 しかし帰り道、ましろは、おじいさんに嘘をついたことをくやみ、たねを神様に返そうと、雪をほって、森の土の下に大切にうめました。 やがて春がきて、たねをうめたところから一本の木がのびだしました・・・。 ○編集部より1970年の刊行以来、毎年クリスマスが来るたびに読み継がれてきた絵本です。 子うさぎ・ましろとサンタクロースのおじいさんのやりとりのなかに、こどもと大人の、あたたかな関係がみえてきます。 神様の木だよ サンタさんからもう1つプレゼントをもらいたくて、体に炭をこすりつけ、別のうさぎになりすまして、うそをつく子うさぎのましろ。 子どもは、時に、バレバレのうそや言い訳をすることがあるものです。 自分自身の幼い頃にも覚えがあります。 ましろのように、動機や理由は、本当に子どもらしい純粋なものなのだけれど、大人は、その気持ちを汲み取ってあげようとする前に、「うそはいけない」と、正義を盾にして、頭ごなしに叱りつけてしまうことが多々あるのではないかと思います。 うそと知りながら、黙ってそれを受け入れ、ましろに種を手渡すサンタさん。 子どもの「芽」を摘まない、というのはこういうことなのかと、目の覚める思いでした。 その芽がやがて立派な若木に成長し、こんなにも人を喜ばせることのできる大木へと育っていく。 まさに子どもの将来を物語っているように感じました。 最初は、「欲張りはだめだよ」と言っていた娘も、「このたね かみさまに おかえししておこう。 土のなかへ うずめて」ましろのこのセリフに、にっこり。 そして、たくさんの金銀のベルや、おもちゃ、お菓子をつけた美しいもみの木を見て、「ぼくの木じゃなくて、かみさまの木だよ」というましろの言葉に、私も深い感銘を受けました。 子どもも授かったものだと思うと、つい粗雑な心が出てしまうものですが、大事な預かりものをしていると思えば、もっと大切にしなければ、という心にもなれます。 「かみさまの木だよ」というましろの真っ白な心を忘れないでいたいな、と思います。 (ガーリャ 40代・ママ 女の子6歳) 子うさぎましろのお話 [作:佐々木たづ 絵:三好碩也] 1,925 ~
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兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心からついとってしまった“ごん”…。 名作の世界を格調高い絵画で再現した大型絵本。 わかってもらえてよかったな わたしは、お母さんと「ごんぎつね」という本を読みました。 読みおわったとき、お母さんは、「かわいそうだね」と言ったけど、わたしは、ごんぎつねが、しぬまえに、ひょうじゅうに毎日くりをとどけていたのが、ごんぎつねだったとわかってもらえて、よかったな、と思いました。 (天使のケーキちゃん 10代以下・その他の方 ) ごんぎつね [作:新美 南吉 絵:黒井 健] 1,540 ~
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たまごの殻から足が二本、顔もしっかり出ていておまけに……自分で歩いている!? 驚きの格好をしているこの子の名前は「たまごにいちゃん」。 本当はもう、たまごから出ていないといけないのだけれど。 おかあさんからは「はやく大きくなるといいわね」と言われ、弟はすでにお兄ちゃんより大きくなっているのだけれど。 たまごにいちゃんは、このままがいいと思っているのです。 だってだって、いつでもおかあさんにあたためてもらえるし、みんなから怒られないし、水にだって浮かんでいられる!だけど、そんな時。 ハプニングが起きて大切なたまごの殻にひびが入ってしまうのです。 「このままじゃ 、ぼく本当のおにいちゃんになっちゃう」不安でいっぱいのたまごにいちゃんだったのですが……。 あきやまただしさんの大人気「たまごにいちゃん」シリーズの記念すべき1冊目。 たまごの殻をかぶったまま大きくなっていく突拍子もない設定は、読むたびに可笑しくて笑ってしまうのですが、全編を通して描いているのは、子どもたちの成長していく姿。 早くお兄ちゃんになりたいって思っている子もいれば、いつまでだって赤ちゃんでいたいっていう子がいる。 当然ですよね。 殻を割るタイミングは、みんな同じじゃなくたっていいのです。 きっかけはハプニングだったけれど、たまごにいちゃんだって殻から出て来た時にはほらね。 おかあさんが言ってくれた通り。 「大きくなったわね、とってもすてきよ」成長するって、悪くないでしょ? (磯崎園子 絵本ナビ編集長)本当はもう、たまごから出ているはずのたまごにいちゃんは、ずーっとたまごでいたいと思っていました。 だって、たまごだったらお母さんにあたためてもらえるから。 ところがある日、たいせつなたまごのからにひびが入ってしまって…。 成長する子どもの心の揺れをユーモアたっぷりに描いたお話です。 成長を見守るということ息子も私も大好きな絵本です。 シリーズも豊富なので、ほとんど読みました。 素直で飾らず、子どもらしい「たまごにいちゃん」大好き☆そして、親目線で印象深かったのは、まだまだ甘えたいので殻を割ろうとしない「たまごにいちゃん」に対して、お母さんが全くの自然体で接していることでした。 私だったら・・・焦りや心配を表に出して叱ったり、教育的なことを言ってのけたりして、どうにか殻を割る方へ、みんなに成長を追いつかせようと必死になるのでは?自分に置き換えて考えました。 そして、殻が割れた日、お母さんが言った一言は「とっても すてきよ」。 「たまごにいちゃん」はこの一言で、甘えられなくなったことに不安を抱きつつも、成長を喜びと自信に変えることが出来たんだと思います。 こんなふうに自然体で成長を見守れる親でありたい!そう深く思いました。 ユーモア有り、子どもも大人も感じるモノ有り!傑作だと思います。 3歳頃?園児さんにオススメします。 (カトリーヌみどりん 30代・ママ 男の子8歳、男の子4歳)#絵本ずかん200選 たまごにいちゃん [作・絵:あきやま ただし] 1,650 ~
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何でもかなう魔法よりも大切なものがある。 ロバのシルベスターはとうさん、かあさんと一緒に住んでいました。 かわった形や色の石を集めるのが楽しみだったシルベスターはある日、願ったことがかなう魔法の小石を手に入れます。 大喜びで何を願おうかと考えていると、目の前に腹をすかせたライオンが。 そこでシルベスターはあろうことか「ぼくはいわになりたい」と願い・・・、岩になってしまいます。 たったひとつの希望は、誰かが小石をひろって、彼が元に戻ることを願ってくれること。 でもそんなことは奇跡でも起こらない限り無理でしょう。 無情にも時は流れていきます。 ところが、奇跡は起こるのです。 魔法よりも、ずっと大切なものがある。 そう感じさせてくれる作品です。 補足:1970年のコールデコット賞作品。 作者のスタイグは映画「シュレック」の原作者です。 2006年02月新版が刊行され、旧版は「ロバのシルベスターとまほうのこいし」と、ひらがなのタイトルでした(日本での初版1975年、ISBN4566001016)。 (金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)ながく愛され続けてきた名作絵本の美しい新版。 コールデコット賞受賞の際のスタイグ氏のスピーチ収録。 ある日、ロバのシルベスターは、のぞみがかなう、まほうの小石をひろった。 ところが…。 水彩で描かれた原画の色合いをできるかぎり忠実に再現した〈新版〉。 コールデコット賞に輝き、以来30年以上もの長い間、世界中で愛され続けてきた名作が、美しく生まれ変わって登場。 ロバにもどれてよかったロバのシルベスターはひょんなことで、魔法にかかって自分が石に変わってしまいます。 シルベスターの両親は、とつぜん癒えにもどらなくなった息子をさがします。 軽いタッチの絵ですが、親子の気持ちが、とても伝わってきて、切なくなります。 最後は、ハッピーエンド。 本当に良かったと満足できます。 親子の愛とは…と、大仰に語らなくても、それが伝わってくる。 絵本ならではの、喜びだなと思います。 (ピンピン 50代・その他の方 )#絵本ずかん200選 ロバのシルベスターとまほうの小石 [作・絵:ウィリアム・スタイグ 訳:せた ていじ] 1,430 ~
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▼ 絵本とあわせて欲しい♪タオルやポーチ、Tシャツなど。 >>レオ・レオニグッズはこちら小さな野ねずみたちが、とうもろこしや木の実、小麦やわらをせっせと集めて運んでいる。 みんな昼も夜もはたらいている。 彼らの住んでいる家は牧場に沿った石垣の中。 豊かだったその場所は、お百姓さんが引っ越してしまったので、納屋はかたむき、サイロはからっぽ。 おまけに冬が近い。 食べ物を蓄えなくてはならないのです。 ところが、フレデリックだけは別。 ひとりでじっとしています。 「フレデリック、どうして きみは はたらかないの?」じっとして陽に当たり、牧場を見つめ、ほとんど半分寝ているみたい。 だけど、彼のこたえはこう。 「こう見えたって、はたらいてるよ。 」寒くて暗い冬のために光をあつめ、色をあつめ、言葉をあつめているのだと言う。 一体どういうことなのでしょう。 やがて冬がやってきて、楽しく過ごしていたのもつかの間、食べるものが尽き、からだは凍え、おしゃべりをする気にもならなくなった。 その時、立ち上がったのはフレデリック。 彼はみんなの前に立ち、口をひらき、話しだしたのは……。 レオ・レオ二の描く絵本の世界の住人たち、その多くは小さく愛らしいものたち。 この名作『フレデリック』もそう。 愛嬌だって抜群です。 だけど立ち向かっている問題はいつも骨太、なかなか考えさせられるのです。 仲間たちで生きていこうとする時、目の前に立ちはだかった問題をどう解決していくのか。 答えは一つのようで、一つではなく。 思いもよらない方法があることを否定することなく。 そこにこそ、芸術の可能性が秘められているのかもしれなくて……。 もちろん、そんな堅苦しいことを言わなくても。 「これは まほうかな?」日本では谷川俊太郎さんの翻訳により、子どもたちが存分にその素晴らしい世界を味わえるようになっています。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)仲間の野ねずみが、冬に備えて食料を貯えている夏の午後、フレデリックだけは何もせず、ぼんやり過ごしておりました。 寒い冬がきて、フレデリックは・・・変わってるってどういう事? 主人が大好きな絵本で娘に買ってきてくれたもの。 初めて読んだ時もなんだか詩的でレオ・レオニらしく芸術性にあふれた絵本だと思いました(実際、主人公のフレデリックは芸術肌の詩人なのです)。 でも何度も何度も読んでいくと、色々な解釈がでてくるのです。 絵本の奥深さを初めて知りました。 サブタイトルが、?ちょっとかわったのねずみのはなし?とあります。 人と違う考え方をしたり、人と違う視点で物を考えたり、一見すると悪い事に思えてしまうようなことも、自分を信じてそれをまっとうする。 それで良いんだ。 ってフレデリックは教えてくれる。 それが自分でも、他人でも。 芸術家になろうと思ったり、今は偉人だと言われる人や、例えばエジソンだって、その時は出る杭は打たれるような扱いで、「あの人は変わってる」ってきっと言われていたはず。 でも人と違う事を考えたり、違う視点で物を考える事を誰もしなくなってしまったら、なんてつまらない世の中になってしまうのだろう・・この絵本に出会って初めて気づきました。 みなさんの傍らにいるお子さんを見てください。 可能性にあふれ、柔軟で、純粋で・・・ 自分の子供がちょっと変わった考え方をする、と思ったり、子供から、あの子は変わってるんだよ。 って聞いたりしたら、「フレデリック」を読んであげてほしい。 『大丈夫。 あなたはあなたでそれで良いんだよ』って教えてあげてほしいし、『あなたと違う考えをするからって、その子を排除しないで、そんな考えをする子もいるんだよ』って、教えてあげてほしい。 大人が言葉で説明するよりも簡単にそんな事を教えてくれるレオニ・マジックを是非一度! (ソレイユ 30代・ママ 女の子2歳)#絵本ずかん200選 フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし [作:レオ・レオニ 訳:谷川 俊太郎] 1,650 ~
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東京に暮らす兄弟の夏休みのおはなし。 お父さんもお母さんもお仕事で、今日も学校のプールとゲームと麦茶、ポテトチップス。 すっかり退屈していた二人に、いなかのおじさんから遊びに来いとはがきが来ます。 二人は東京を脱出してお母さんのいなかへ。 イヤッホー!いなかの子と友達になった二人は、むしとりに森へ行きます。 川に落ち、ヤブカにさされ、夕立にあってぐちゅぐちゅのボコボコのどろどろになるのですが、初めての経験に不思議と気持ちよさを感じます。 夕飯はとれたての野菜、新鮮な魚、となりの豆腐屋さんが作った豆腐。 びっくりするくらいたくさん食べます。 そして海水浴、釣りとドキドキ楽しいことばかり。 真っ黒になって東京へ帰ります。 「またくるよ!」都会で暮らす子供達(特に男の子)にとって、田舎で過ごす夏休みは何と刺激的なことでしょうか。 都会では体験することの出来ない、本物の自然の中でののびのびとした遊びや新鮮な食事といった、田舎ならではの魅力が存分に描かれています。 森や川での忘れられない体験、さかなをたくさん釣ったときの何とも誇らしい気持ち...都会に住むお父さんから息子さんへ読んであげることをオススメします。 ( )夏休みに入っても退屈していた僕と弟。 ある日おじさんから一枚のはがきをもらった。 “あそびにおいで”と書いてある。 ぼくたちは大喜びでおかあさんのいなかに行った。 虫取り、海水浴、木のぼり…圧巻は海釣り! 大自然のなかで思いっきり遊んだ、ぼくと弟のまほうの夏の想い出で描く絵本。 このタイトル…うまいなぁと思います。 この絵本のお話は我が息子が私の実家で過ごす夏休みにとても似ています。 (実家のある都市はもうちょっと「町」ですが)息子も田舎暮らしが大好きです。 帰省の度に(息子の夏休みはここにあるんだなぁ)と感じます。 そして お話の中に出てくる男の子と同じように家に帰りたくなくなっちゃうんですよね。 でも生活は「家」のある都会にありますから泣く泣く帰ってくるわけですが…。 自宅に戻り 普段の生活が始まってしまうと実家で過ごした夏は 夢だったのではないかと思われる瞬間もあり我が家の帰省もまさに「まほうの夏」です。 この絵本を読む度に帰省した時間を思い出します。 大好きな絵本です。 (西の魔女 40代・ママ 女の子15歳、男の子11歳) まほうの夏 [作:藤原 一枝 はた こうしろう 絵:はた こうしろう] 1,430 ~
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男の子に負けないくらい活発でお転婆。 ふだんは短い髪の毛が一番!と思ってる女の子でも一度は風になびくさらさらとしたロングヘアに憧れたことがあるはず。 この絵本の主人公、短いおかっぱのまあちゃんもそんなひとり。 でも、負けず嫌いなまあちゃんのことです。 ふつうのロングヘアなんか興味ないみたい。 お友だちのはあちゃんとみいちゃんが、「せなかが ぜーんぶ かくれるくらい」髪の毛を伸ばすと宣言すると、「なーんだ、あんたたち たったのそれしか のばさないの? あたしなんかね、もっと ずっと のばすんだから」二人に絶対負けたくないもんだから、まあちゃんは次から次へと驚きのロングヘア活用術を得意気に展開するのです。 もう、その独創的で可笑しなことといったら・・・!橋の上から餌をつけた長い、長い、長?いおさげをたらして、川のお魚を釣ってみたり、長い、長い、長?い髪の毛をぐるんぐるんにのりまきみたく体中に巻きつけて寝袋のかわりにして木の上で寝てみたり、さらには・・・。 ムクムクと終わることなく膨らんでいく自由な発想と想像力に読者はすっかりまあちゃんのとりこになってしまうことでしょう。 女の子三人が集まって「ああでもない」「こうでもない」と髪の毛論争に夢中になっている様子がもう本当に可愛らしくて仕方がないのです。 ロングヘアの子もロングヘアにしたい子も、できない子もうっとりワクワクしてしまう素敵な絵本です。 (富田直美 絵本ナビ編集部)髪の短いまあちゃんは、友達に髪をずうーっとのばすよといいました。 「へえ、どれくらい?」ときかれて、まあちゃんの想像の世界が広がっていきます。 ユーモアに富んだ絵本。 【一宮図書館 早川さん】 お友達が髪を長く伸ばすと聞いたまあちゃんは、自分も長く伸ばした髪でどうするか、想像力豊かに語ります。 まあちゃんの想像力、夢見る心は、忘れかけていた子どもの頃を思い出します。 お風呂の中での「まあちゃんごっこ」は楽しいですよ!無限の想像力!以前から素敵な本とは聞いていましたが、いざ読んでみるととびきり素敵でした!もしも髪をとびきり伸ばしたら・・・という空想のストーリーをまあちゃんが活き活きと語ります。 現実の世界のシーンは単一色のイラストで、シンプルなのに、空想のシーンはとびきり鮮やかな色彩で描かれ、縦に長く大胆な構図を使ったりと、まるで空想シーンが現実のよう。 でも、子どもの世界はきっとそうなんですよね。 現実よりずっと大きな空想の世界での方が活き活きと飛び回れるのかもしれません。 まさに、そんな子どもの世界を絵本にしたら、こんな風になるんだろうなと思います。 女の子の話ですが、3歳の息子もとってもお気に入りです。 空想の世界では男の子も女の子も関係ないのかも。 子どものお話は、どれもきっとこんな風に活き活きと壮大なんですね。 何度も何度も読んでますが、これからもいっぱい読んで空想の世界を思う存分生きてほしいなと思います。 (たっちママ 30代・ママ 男の子3歳)#絵本ずかん200選 まあちゃんのながいかみ [作・絵:たかどのほうこ] 1,320 ~
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あるところに、3びきのかわいいオオカミがおかあさんと一緒に暮らしていました。 ある日おかあさんは、家を出て自分たちの家を作るよう3びきに言います。 「でも、わるいおおブタには気をつけるのよ。 」まず3びきはレンガの家を建てますが、わるいおおブタがやってきて、ハンマーで家を壊してしまいます。 このわるいおおブタは、もう悪いのなんのって、次に建てたコンクリートの家は電気ドリルで、その次にもっと丈夫に鋼鉄と鉄条網で建てた家はダイナマイトで壊してしまいます。 命からがら逃げ出した3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした・・・。 ご存じ3びきのこぶたのパロディ作品、なのですが、このお話しの展開は実に秀逸で楽しめます。 最初のページから子ども達はクスクス笑いだし、おおブタの悪者ぶりとオオカミたちの慌て振りには大笑い、読んでいる大人の方もついつい力がこもってしまいます。 お話し会でも人気のこの作品、文章は長めですので、大勢に読むなら小学生におすすめします。 園や学校にはもちろんのこと、ご家庭の蔵書にも加えたい傑作です。 (金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)「3びきのこぶた」をすてきにひねった愉快なお話。 あちこちで話題になり、幼稚園や小学校でも子どもたちが劇にして楽しんでいます。 犯罪学者と人気画家のコンビによる、極上の絵本です。 【田中パパ】3びきのコブタのパロディ。 つまり弱々しくてかわいい3びきのオオカミと、凶悪な 大ブタのお話。 ページをめくるたびに、この大ブタの過激さがエスカレートしていく プロセスがたまらなくキモチいい。 なにしろ、オオカミが作った家を電気ドリルやダ イナマイトでぶっ壊しにくるんだから。 でも、原本の「さんびきのこぶた」、結構スゴイ結末だってこと、知ってる?図書室での読み聞かせパート3-2. 3回目の小学校の図書室での,おはなし会に「しゃっくりがいこつ」と,この可愛いオオカミさんたちを持って行きました。 3匹の子豚のお話は,小学生なら皆ある程度知っているけれど3匹の可愛いオオカミって?!子供たちは(。 ´・д・)エッ?という顔です。 ブタは出てくるんですよ。 決して可愛いとはいえない,凶悪な大ブタが!オオカミたちの作る家が,レンガからコンクリート,そして現代のセキュリティのすいをあつめたような要塞になっていくのが,おかしいながらも,身につまされます。 こんなに過剰に身を守らなきゃいけないのも,すべてあの大ブタのせい?!何しろドリルやダイナマイトで家をぶち壊すなんて,破壊力が半端じゃないです。 子供たちは,目を丸くして大ブタの悪者ぶりに圧倒されています。 読み手が,ものすごく悪い大親分みたいな声を出して悪ブタになりきっているから(それが楽しい読み手♪)。 最後のお家は,お鼻(あ,ちがう)お花のお家。 ふーっとふいてぷーっとふいておはなをくんくんいいかおり(はぁと)過剰防衛は,過剰攻撃をもたらし,優しいたたずまいは,優しい気持ちを起こさせる…。 ただ笑えるパロディ,と言うだけでなく,今の世の中に起っている色々な事を 思い起こさせます。 (あんぴか 40代・ママ 女の子15歳、女の子8歳)#絵本ずかん200選 3びきのかわいいオオカミ [作:ユージーン・トリビザス 絵:ヘレン・オクセンバリー 訳:こだま ともこ] 1,870 ~
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夜明け前の、静かな湖のほとり。 木の下で眠る、おじいさんとその孫。 月が湖を照らし、山は黒々とたたずんでいる。 なにもかもが、ぼんやりと影になったその場所に、今、少しずつ朝が訪れようとしていた――ある湖が夜明けを迎えるまでの光景を、淡くていねいに描いた作品です。 湖で眠るおじいさんと孫が、朝を待って湖に漕ぎ出す。 ストーリーはそれだけで、とてもシンプル。 文章もごくごく短く、ただ淡々と、湖畔の様子を語るばかり。 うごくものがないあ、そよかぜさざなみがたつしだいに、ぼおっと もやがこもるそれなのに、この作品はとても雄弁です。 少しずつ朝を迎えて、青くよみがえっていくその空気までもが、描きこまれているような色使い。 小さな月の光に照らされた湖畔の景色からは、あたかもその静けさが、しん、と耳に響いてくるようです。 夜明けの空気の冷たい感触や、しっとりとした水辺の香りまでもが感じられそうなほど。 目に見えて空気の色が変わっていく中で、じっと日の出を待つときの、不思議な高揚さえ覚えます。 まだ夜のあけきらないうちに、湖畔に漕ぎ出したおじいさんと男の子。 ふたりを待っていたのは、朝日が湖畔の山々を明るく照らし出す、壮大な光景でした。 まぶしさに思わず目を細めてしまうほどの、色鮮やかな景色がページいっぱいに広がります。 夜が朝に変わった瞬間の、あのさわやかな解放感がみずみずしく迫ってきて、本物の夜明けに立ちあったかのような感嘆が、胸を満たします。 どんなに言葉を尽くしても伝えられない、壮大な色彩の光景!1ページ1ページを、かみしめながら味わって読んでほしい、静かで美しい一冊です。 (堀井拓馬 小説家)夜明けの世界のさざめきを美しく描き出す山に囲まれた湖の畔、暗く静かな夜明け前。 おじいさんと孫が眠っています。 沈みかけた丸い月は湖面にうつり、そよ風の立てるさざ波にゆらめきます。 やがて水面にもやが立ち、カエルのとびこむ音、鳥が鳴きかわす声が聞こえるようになると、おじいさんは孫を起こします。 夜中から薄明、そして朝へ……。 刻々と変わっていく夜明けのうつろいゆく風景を、やわらかな色調で描きだし、静かな高揚感をもたらしてくれる1冊です。 静寂に心が引き寄せられましたよあけ夜明け前の 静寂 おともなく しずまりかえって・・・・絵を見つめているだけで 心が 落ち着きますだんだん 変化していく 湖の様子 山 水に写る 山の景色と月 静寂さざ波がたつ みずうみの姿が そよかぜに たなびきます「わ? すばらしい」簡単の声は 私の心の叫びです森の中にいきる こうもりや カエル そして おじいさんと孫のすがたよあけ 静寂から 山が緑に 湖が青く 太陽が東の山から顔を出した瞬間のうつくしさ見とれてしまいましたよあけに中国の柳宋元の 漁翁という 詩をもとに作られた絵本です中国の長江下りをしたときの 墨絵のような山々のすがたを思い出しました感動 すばらしい 感動を覚えたえほんでしたちょっと 大人向けの絵本ですね 中国の漢詩にも興味がわいてくるような そんな気持ちになれました(にぎりすし 60代・その他の方 ) よあけ [作・絵:ユリ・シュルヴィッツ 訳:瀬田 貞二] 1,320 ~
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これはくれよんです。 でもねこの くれよんはこんなにおおきいのです。 登場したのは一見、ごくふつうのオレンジ色のクレヨン。 ところがページをめくると、その上に、猫が乗っている!?そう。 実はこれ、大きな大きなゾウのクレヨンなのです。 巨大なクレヨンを鼻で「にゅー」っとつかんで、「びゅー びゅー」と次々に絵を描くゾウ。 それはもうすごい迫力で、ジャングルの動物たちは、本物の池だと思って飛び込んだり、火事だと思って逃げ出したり、次々と勘違いをしてしまいます。 子どもたちが毎日のように手にする道具なのに、ちょっと考えもつかない設定です。 長新太さんのシュールな世界は、のっけから子ども心をがっしりとつかみます。 この「びゅー びゅー」のスピード感こそがお絵かきの気持ちよさだっていうことは、長さんと子ども達はよく知っているんですよね。 カラフルで大胆なクレヨン画を眺めながら、感覚を刺激された子どもたちはきっと自らの手にもクレヨンを持って何かを描きはじめるのではないでしょうか。 ぞうはまだ まだ かきたりない みたいでくれよんを もって かけだしました。 最後にクレヨンを持ったまま駆け出したゾウが描いたものは何でしょうか。 この絵本では、そんなゾウの姿を通して長さんの描くことへの情熱までも伝わってくる気がします。 子どもたちにも、いつまでも、こんなふうにのびのびとお絵描きをしてもらえたらすてきですね。 (三木文 絵本ナビライター)( )こんなくれよんで、絵を描いてみたいな。 ぞうのくれよんは、とても大きなくれよん。 青で描いたら、カエルが池とまちがえてとびこんじゃった。 でも、まだまだ描きたいんだ。 今度は何色を使おうかな……!?もっとおおきく、もっとじゆうに。 猫が乗るほど大きなクレヨン。 あっさりと「こんなにおおきいのです」と始まってしまう長新太ワールド。 こどもたちにはさほど驚きも違和感もなく受け入れているようです。 びゅーびゅーとぞうくんが描く絵に他の動物たちからクレームが。 こどもたちが自由に描く絵、大人がごちゃごちゃ言ったらつまらなくなるだろうなと考えさせられました。 もっともっと広い場所で、どんどん自由にこどもたちと絵が描けるといいな。 (Flappe 40代・その他の方 ) ぼくのくれよん [作・絵:長 新太] 1,540 ~
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そろそろおやすみの時間、チビウサギはデカウサギの耳につかまってベッドに向かいます。 そこでチビウサギは聞いてみたくなったのです。 「どんなに、きみがすきだか あててごらん」そんなのわからないよ、というデカウサギに向かって、チビウサギは腕を思いっきり伸ばして言います。 「こんなにさ」すると、デカウサギは言います。 「ぼくは、こーんなにだよ」確かにそれは、チビウサギよりずっと長いのです。 チビウサギは精いっぱい背伸びをしてみたり、逆立ちをしてみたり、跳ね回ってみたり。 「好き」という気持ちを体いっぱいに表現します。 でも、デカウサギは背伸びをしても、ジャンプをしても、やっぱりチビウサギよりずっとすごいのです。 だけど……!小さな茶色ウサギと大きな茶色ウサギ。 ふたりは親子でしょうか。 友達でしょうか。 それとも…。 お互いを想う気持ちを競い合う、なんて純粋で濃密な時間なのでしょう。 それを言葉にして、全身を使った表現で補い、さらに想像を巡らせて。 そのまま疲れて眠りに落ちてしまったチビウサギにデカウサギはそっとささやくのです。 「ぼくは、きみのこと……」この絵本を繰り返し読んでもらうたびに味わう幸福感。 子どもたちには、それをいつまでも忘れずにいてくれたら、こんなに嬉しいことはないですよね。 (磯崎園子 絵本ナビ編集長)チビウサギはうでをい?っぱいひろげ デカウサギにいった。 「きみのこと こんくらい すきだよ」するとデカウサギは・・・・!?言葉の代わりにほんとにほんとにあげたい人に絶対いつかプレゼントしよう、そう思って温めておいた絵本。 チビウサギは自分がどれだけデカウサギを好きだか、自分のめいいっぱいで伝えようとします。 それに対抗してくるデカウサギ。 チビウサギは、体の大きいデカウサギにどうしても勝てない。 チビウサギが必死になってぼくのほうがきみのことがすきだ!と伝えようとしている姿が本当にいとおしくてたまらないです。 もうすぐカナダに仕事に行ってしまう友人にプレゼントをしました。 ほんとに大切だと、大好きだと思っているのに、うまく言葉じゃ表現しきれなくてだけど伝えたくて、そうだこの本をあげよう、と思って。 するとぽろぽろ涙を流してくれました「こんなにストレートに気持ちを伝えてもらえるなんて」と言って。 シンプルが一番であることに気が付きました。 (みみこめ 20代・その他の方 )#絵本ずかん200選 どんなにきみがすきだかあててごらん [作:サム・マクブラットニィ 絵:アニタ・ジェラーム 訳:小川 仁央] 1,430 ~
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